Voice 06
お義母さんに“当たり前”に暮らしてほしくて。
Place:新潟県小千谷市
Family:母+夫婦+子1
お義母さんに
気兼ねなく暮らしてほしい。
大黒柱がそびえる広々としたリビングを3匹の犬が走り回る。薪ストーブのある暖かな部屋に、吹き抜けから明るい光が降り注ぐ。「みんなが集まる、広くて居心地のいい部屋がひとつほしかった」というKさんの希望通りの空間だ。ご夫婦と娘さん、そして車椅子のお義母さんも、家にいる時間のほとんどをここで過ごしている。
車椅子のお義母さんの暮らし―それが、家づくりにおいて、Kさんが最も心を砕いたところだ。
車椅子のお義母さんは、人の手を借りなければ外出することができない。建て替える前の家は1階がガレージになった豪雪地帯ならではの高床式の家で、デイサービスに出かけるにも家族や送迎スタッフの手助けが必要だった。もちろん周囲の人たちは快く手を貸してくれるが、いつも申し訳なさそうにしているお義母さんの顔が、Kさんたち家族は気になって仕方がなかった。
「前の家は築20年ほどで、どうしても建て替えなければならなかったわけではありません。でも、いつかは自分たちも介護が必要な身になります。だったら今、お義母さんが気兼ねなく暮らせる家をつくろうと決めたんです」こうして、Kさんの家づくりが始まった。
車椅子のお義母さんの暮らし―それが、家づくりにおいて、Kさんが最も心を砕いたところだ。
車椅子のお義母さんは、人の手を借りなければ外出することができない。建て替える前の家は1階がガレージになった豪雪地帯ならではの高床式の家で、デイサービスに出かけるにも家族や送迎スタッフの手助けが必要だった。もちろん周囲の人たちは快く手を貸してくれるが、いつも申し訳なさそうにしているお義母さんの顔が、Kさんたち家族は気になって仕方がなかった。
「前の家は築20年ほどで、どうしても建て替えなければならなかったわけではありません。でも、いつかは自分たちも介護が必要な身になります。だったら今、お義母さんが気兼ねなく暮らせる家をつくろうと決めたんです」こうして、Kさんの家づくりが始まった。
幅60cmでは曲がれない。
「どの会社も車椅子で暮らせると言うんですけどね、すべて図面上の話で、実際には暮らせない提案ばかりだったんですよ」住宅会社を探していた当時のことを、Kさんは苦笑しながら振り返ってくれた。廊下ひとつ取っても、住宅会社の言うことは納得がいかないことばかりだったのだという。
一般的な廊下は幅85センチで、多くの会社はそれで問題ないと言ったそうだ。確かに幅60センチ程度の車椅子が通るのに問題はない。車椅子の人と暮らしたことがなければ、それで十分だと思うのも無理はないだろう。だが、Kさんは「それでは車椅子の脇を人が通れないんです」と指摘する。車椅子の人にとって、85センチの廊下は、自分が通るために誰かに道を開けてもらわなければならない場所になってしまうのだ。とても気兼ねなく暮らすとはいかない。「直角に曲がるところでも、幅が60センチあれば曲がれると言われましたが、曲がれるはずがありません。体の不自由な義母が操作しているんですよ、そんなに簡単ではありません」
同じように、キッチンやトイレも車椅子で入れればいいというわけではない。実際に使ってみてゆとりがあるか、使い勝手がいいかが重要だった。それをわかってくれる住宅会社を、Kさんは探し続けた。そして、夢ハウスに出会った。
一般的な廊下は幅85センチで、多くの会社はそれで問題ないと言ったそうだ。確かに幅60センチ程度の車椅子が通るのに問題はない。車椅子の人と暮らしたことがなければ、それで十分だと思うのも無理はないだろう。だが、Kさんは「それでは車椅子の脇を人が通れないんです」と指摘する。車椅子の人にとって、85センチの廊下は、自分が通るために誰かに道を開けてもらわなければならない場所になってしまうのだ。とても気兼ねなく暮らすとはいかない。「直角に曲がるところでも、幅が60センチあれば曲がれると言われましたが、曲がれるはずがありません。体の不自由な義母が操作しているんですよ、そんなに簡単ではありません」
同じように、キッチンやトイレも車椅子で入れればいいというわけではない。実際に使ってみてゆとりがあるか、使い勝手がいいかが重要だった。それをわかってくれる住宅会社を、Kさんは探し続けた。そして、夢ハウスに出会った。

車椅子の脚部が当たらないように洗面台の側板は大工さんが加工してくれた。

車椅子での食事に配慮して特別な高さで取り付けたキッチンカウンター。
右_車椅子での食事に配慮して特別な高さで取り付けたキッチンカウンター。
左_ 車椅子の脚部が当たらないように洗面台の側板は大工さんが加工してくれた。
キッチンまわりも収納など、使い勝手に配慮されている。
車椅子の動きを妨げるものがない、
イメージ通りの空間。
Kさんは、夢ハウスの第一印象を「イメージにぴったりでした」と語る。廊下がなく、ひとつの広い空間になった1階には車椅子の動きを妨げるものがない。真冬なのに、薪ストーブひとつで家中が暖かい。無垢の床は裸足でもひんやりしない。ぽかぽかと暖かく広い部屋をお義母さんが自由に動き回る様子が目に浮かんだ。「この家がいい」すぐに、家族みんなの意見が一致して、プランづくりが始まった。
とはいえ、やはり不安もあった。広い空間は車椅子の生活に適しているが、実際にお義母さんが使いやすい家にするためには、ほかにも様々な配慮が必要だからだ。それまでの住宅会社めぐりの中で、車椅子の人と暮らしたことがない人にとってそれがどれほど難しいかは身に染みていた。だが、家づくりが進むにつれて、その不安もどんどん解消されていった。担当スタッフらが、とてもきめ細やかな提案をしてくれたのだ。
とはいえ、やはり不安もあった。広い空間は車椅子の生活に適しているが、実際にお義母さんが使いやすい家にするためには、ほかにも様々な配慮が必要だからだ。それまでの住宅会社めぐりの中で、車椅子の人と暮らしたことがない人にとってそれがどれほど難しいかは身に染みていた。だが、家づくりが進むにつれて、その不安もどんどん解消されていった。担当スタッフらが、とてもきめ細やかな提案をしてくれたのだ。


以前は車椅子での出入りが不便だったが、スロープを付けたので気軽に外出できる。
右_以前は車椅子での出入りが不便だったが、スロープを付けたので気軽に外出できる。
家族みんなのお気に入り。
お義母さんが暮らしやすい家は、家族にとっても心地いい家になった。特に、薪ストーブのあるリビングは家族みんなのお気に入りだ。
「薪ストーブは火を使うので、建てる前は大丈夫かなと思っていました」ゆらめく炎を囲む暮らしには憧れたが、薪の調達などすべてを自分でやるとなると不安もあったという。Kさんは、夢ハウスのスタッフだけではなく実際に暮らしているお客様の話を聞いて、薪ストーブを入れようと決めたそうだ。「モデルハウスに行くと、実際に夢ハウスの家に住んでいる人が遊びに来ていることがよくあるんです。その人たちに住んでみてどうなのかを聞いてみると、スタッフが言うのと同じことを話してくれました。これは大丈夫だなと安心できました(笑)。薪は、夢ハウスが届けてくれるんですよ」
「薪ストーブは火を使うので、建てる前は大丈夫かなと思っていました」ゆらめく炎を囲む暮らしには憧れたが、薪の調達などすべてを自分でやるとなると不安もあったという。Kさんは、夢ハウスのスタッフだけではなく実際に暮らしているお客様の話を聞いて、薪ストーブを入れようと決めたそうだ。「モデルハウスに行くと、実際に夢ハウスの家に住んでいる人が遊びに来ていることがよくあるんです。その人たちに住んでみてどうなのかを聞いてみると、スタッフが言うのと同じことを話してくれました。これは大丈夫だなと安心できました(笑)。薪は、夢ハウスが届けてくれるんですよ」

小屋裏スペースはご主人の趣味部屋として活用されている。

カメラはご主人の趣味のひとつ。
左_ 小屋裏スペースはご主人の趣味部屋として活用されている。右_カメラはご主人の趣味のひとつ。
久しぶりに花火を見に行こう。
リビングには、ほかにも様々な工夫が凝らされている。少し低めのテレビ台は、ソファに座ったときに見やすい絶妙な高さ。リビングから2階へつながる階段の下から5段目までは、椅子代わりに腰掛けられるように踏み板を少し広くした。ここに座るとソファやダイニングに座る家族とちょうど目が合う。すべては、家族の暮らしを考えたちょっとした工夫の積み重ねだ。
新しい家には、明るい声が響きわたっている。「久しぶりに花火を見に行きたいな」お義母さんがそう言うと、娘さんが「行こう行こう!」と応えた。その様子にKさんは目を細めて、「この家に住み始めてから、また家族で出かけることが多くなりました」と語る。
介護の問題は誰にでも起こりえること。家族に負担をかけないようにと、施設に入るお年寄りも多い。けれども、本当は一緒に暮らし続けたいと思っている人も多いはずだ。Kさんの家づくりは、そんな家族の想いを叶えるひとつのカタチを教えてくれている。
新しい家には、明るい声が響きわたっている。「久しぶりに花火を見に行きたいな」お義母さんがそう言うと、娘さんが「行こう行こう!」と応えた。その様子にKさんは目を細めて、「この家に住み始めてから、また家族で出かけることが多くなりました」と語る。
介護の問題は誰にでも起こりえること。家族に負担をかけないようにと、施設に入るお年寄りも多い。けれども、本当は一緒に暮らし続けたいと思っている人も多いはずだ。Kさんの家づくりは、そんな家族の想いを叶えるひとつのカタチを教えてくれている。

